宝満山は、大宰府の鬼門方向にある竈門神社の背後にそびえる830mほどの山である。
好天のなか、初めて登った。
竈門神社下宮

ここの主神は玉依姫。
一言いえば神武天皇の母親である。
他にも、神功皇后や応神天皇も祀られており、全て高良大社とも関係が深い神々である。
北部九州に実在したであろう彼女らの、息吹を感じながら登る。

鹿が挨拶に出てきてくれた。

拝殿

結婚式があるらしく、神主が社殿に待機。
ここは縁結びの神としても有名なのだ。

神社の裏手に登山口がある。

切通しが作られている。
山道は比較的よく整備されており、基本的には石段が続く。

巨岩の岩場もあるが、手を使ってよじ登るような事もなく、比較的容易に登れる。
ここまでくれば、山頂まであと少しである。

馬蹄石
高良山にも同じ呼び名の石がある。

到着。
登山口からの標高差は750mぐらいであろうか。
途中、ほとんど平坦な道はなく、登り詰めである。
あーしんど!

竈門神社上宮
山頂は学生のパーティもいたせいか、超満員状態。

何度も言うようだが、別に怒っている訳ではない。
自撮りで、作り笑顔をする術を持たないだけである。

360度のパノラマ
北は玄界灘から

西南方向は有明海。
右側真ん中よりやや上の、靄の中に浮かぶ小さな黒いコブは雲仙普賢岳。

西は脊振山系である。
こうしてみると、
この日本と言う国は、どこもかしこも水蒸気煙る国と言わねばならないようだ。

大混雑の山頂で、小さなスペースを確保。

山頂飯
温かいコーヒーが胃袋に沁みるぜ。
旨し!
しばしの休憩の後、下山。

この子らも元気に下山だ。
こんな小さな子供でも登れるような山なのだ。
「こんにちわー!」
行きかう人々に、イチイチ大きな声で挨拶している姿が微笑ましい。
えらいねー。
じゃあ、先に行くよ。